知人から聞いたお話です。
知人の知り合いの青年が、20代で車の事故によって亡くなられたのだそうです。
その青年は、一年前くらいから、来年のことや将来のことを思ったり、考えられなくなっていたそうです。青年自身も不思議なことだと想っていたらしいです。
彼は特別、うつになっていたわけでもなく、最後まで明るく元気だったそうです。
ただ、突然、未来のことを考えようとすると、頭が真っ白になってしまったのだそうです。
不思議なことに「良い」「悪い」とかの判断が出来ず、ただ頭の中が真っ白になってしまったと言います。
無意識のシグナル
顕在意識では気づかないことでも、心の内では、自分自身が亡くなることに気づいていたのかもしれません。
身内の娘さんも事故で21歳で亡くなりましたが、いくつもの「サイン」を両親に伝えていたとあとから聞きました。
私は毎年、来年の運気について、自分のことや身内の人たちを鑑定しています。
それが、あの年、あの子が天昇した2009年の年だけは、誰のことも占わなかったのでした。
そのサインさえ聞いていれば、なんとかできたかもしれない、と思うこともあります。
気付くことで変わる未来もあるのです。
無意識に指差していたもの
そのサインとは、家族と買い物にでかけ、娘さんがとある建物を指さして、今度、あそこにいきたいといったそうです。
後に、その建物は葬儀などもしているところだとわかりました。
娘さんはそこで葬儀がとりおこなわれました。
また、家族で亡くなった後に、遺体を拭くなどするお仕事をテーマにした映画をみたあと、私が亡くなったときは、ママが私の体を拭いてね、と頼んでいたそうです。
不思議な光
その身内の家族は、毎年、正月に一泊していきます。
その年の正月にみた娘さんは、光に包まれていてとてもまぶしく、正視できないほどでした。そのため、私も事故当日までわかりませんでした。今でもあれだけオーラが光り輝いていてなぜ逝くことになったのかと思います。
現実の運命
運命とは、人生とは奇跡のようなドラマともいいますが、映画などとちがって、親しい人たちが逝くという現実は、感動のない、悲しみと寂しさに覆われているものだと思います。