明治時代以前までは日本は太陰暦、月の運行で暦が運用されていました。
その内容は多岐に渡り農業の種まきから布団の虫干しの日まで決まっており、人間にとって健康的な生活が営めるように一つの指針とされていたのです。
これは占いと言うより伝承のマニュアルと言うのが正しい言い方かもしれません。
月の不思議
女性の生理周期と月の満ち欠けは同じサイクルを巡っています。
同様に農作物も新月に種まきをするといいサイクルで発芽し成長がいいと言います。
他にも神社やお寺を建立する際に使用する材木を伐採するのも新月がいいと言われ「新月伐採」は木が腐らないと言われています。
これらのことは占いと言うよりやはり古くからの伝承になると思います。
事故の起きやすいとき
月の満ち欠けは交通事故の発生とも影響があります。
交通事故が増えるのは満月の時です。
兵庫県警はそのために満月カレンダーを配って交通事故をの注意を促しています。
また潮の満ち引きでも満月は大きな影響を及ぼすために漁師は特に注意したと言われています。
満月時は海面が4m以上も上昇したりするので大潮と重なると大きな災害になることもあり注意深く行動することを促されていました。
狼男が現れるとき
狼男が変身するのは「満月」と決まっています。
この満月が狼男の中にある「オオカミ」の血を活性化させて変身させてしまうと言われているのです。
想像上の怪物でさえ月の満ち欠けに影響を受けているのですから月の影響も単なる迷信ではないのではないかと思います。
人間の肉体になにが起こるのか?
医学的に月の満ち欠けが人間の肉体に及ぼす影響をアメリカの大学が調査したことが在りました。
それは単なる引力の変化だけではなく耳と神経の繋がりが一時的に変化することが分かっています。
通常は右耳と左脳が繋がり、左耳と右脳が繋がっています。
それが満月を挟んで前後数時間は右耳は右脳と左耳は左能と繋がってしまうのです。
そのため左右の判断が混乱し事故などを誘発するのではないか?と言う仮説まで生まれたのです。
月の運行を上手に活かしてより良い暮らしを
月の満ち欠けはさまざまな自然界への影響を及ぼします。
農業、漁業、海運、交通などその範囲は広大です。また占いにももちろんつかわれることですからその運行を活かしてより幸せな選択が出来るようにしましょう。
きっと想像もつかないレベルで私たちの生活は月の運行の影響を受けていることに気がつくことでしょう。